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この映画について ABOUT THE FILM
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この映画は、精神科病院の中にある「造形教室」※のアトリエに通う人々と、彼らを支える一人の人間の記録です。 | ||
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絵を描くためだけにわざわざ二時間以上もかけて、電車を乗り継いでこのアトリエに通って来る名倉さん。閉鎖病棟でアトリエの主宰者の安彦さんに出会ってから、名倉さんの人生は変わりました。一枚の絵の前で34年前のその時の記憶を語ります。 | ||
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子どもの頃からの強迫性障害を抱えている本木さんは、アトリエに来て初めて絵を描き始めました。ある時、好んで描いていた明るい彩りの絵に斜めに傷を入れてみました。それからは自身の症状をテーマにした連作、「宿痾(しゅくあ)シリーズ」を描き続けています。 | |
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アトリエで毎週行われる合評会で、詩の朗読とギター演奏を行う江中さんと長谷川さん。ギターは得意な長谷川さんですが、自分の絵にはなかなか自信が持てません。先輩たちにいろいろアドバイスを受けるものの、悩みは膨らむばかりです。試行錯誤の中で絵が描けない日々が続きます。 |
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いつも長谷川さんの良き相談相手になっている谷本さんは、プロの画家を目指しています。銀座の画廊から個展の話が持ち上がり、そのための新作に取り組んでいます。 そんな若者にうんちくを語るのは、70歳になる石原さん。石原さんは長い入院生活の中で一度は捨てようと思った絵と、描く事への情熱を、安彦さんに出会って再び取り戻します。今では絵を描く事は「認められようが認められまいが、これが俺の仕事だ」と言いきります。 |
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自分の体調などを管理し、細心の注意を払って、造形教室に通ってくる人。抱えている病も、持っている夢も、みなさまざまです。カメラは造形教室の多様な人々と、そこに流れる時間を記録します。
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※ この「造形教室」を主宰している安彦講平さんは、38年間、一人一人と真摯に向き合い、心の声を受け止めてきました。安彦さんが目指しているのは、「アート・セラピー」「芸術療法」などの教育や治療といったものではなく、描くことによって自らを癒し、支えていく、「魂の営み」の場をつくることにある、といいます。
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