◆日時:2015年9月5日(土)14:00~16:00(開場:13:45頃)
東日本大震災以後、「震災」に注目して行われている 「てつがくカフェ@せんだい」。
その対話の流れに続く形で、2014年2月、東京にて「てつがくカフェ@せんだい×とうきょう」がスタート、
毎月テーマをリレーしながら2カ月に一度のペースで活動しています。
初めての方も既にお越しいただいたことのある方も、どうぞお気軽にご参加ください。
◆会場:A/A gallery(アーツ千代田3331内 #208 )
◆交通:東京メトロ銀座線「末広町駅」4番出口より徒歩1分、JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩8分
◆参加費:1,000円(当日支払い。お茶代込)・要事前申し込み
◆テーマ:「震災と美徳」
進行役:ファシリテーター:しばたはる
グラフィック:近田真美子(てつがくカフェ@せんだい)
◆申し込み方法:
お名前、電話番号を明記の上、申込み、またはお問い合わせください。
申込後キャンセルされる場合も同アドレスにご一報ください。
問合せ/申込み先:sendaixtokyo*gmail.com(担当:栗原)
お名前、電話番号を明記の上、申込、またはお問い合わせください。
その際*を@に変更してください。
申込後キャンセルされる場合は、上記アドレスにご一報ください。
主催:てつがくカフェ@せんだい×とうきょう実行委員会
協力:NPO法人エイブル・アート・ジャパン、カフェフィロ
【報告】2015年7月25日 てつがくカフェ第8回「希望とは何か」
7月25日のカフェは、前回のテーマ「幸せとは何か」での対話で、編み出された「不幸」の
定義づけの際に付け加えられた”希望がないと不幸”という観点を元に、今回のテーマ「希望とは何か」が設定されました。
今回はカフェの冒頭、テーマの導入として、テーマ設定の経緯説明および、震災後にとったアンケート結果等が書かれた資料を配布しました。
その後、「希望」について、考えたことや印象などを、参加者から発言してもらいました。
「夢より実現の可能性が高いものが希望」「選択肢があることが希望」「仕事、対価、使命があること」といった、希望の定義に近いものから、
希望の前提として「信頼があること」、印象として「楽観的」「キラキラした」イメージがある一方、その一方的な語られ方に「居心地の悪さ」
を感じることも挙げられ、色々な立場、背景を前提とした「希望」が語られました。
そこから、今回の対話を深めるにあたり「キーワード」を探り出す作業に入りました。
「感激できる心」「期待感」「社会と個人の希望の関係性」「プロセスとゴール」「未来、可能性、時間」「夢、目標」「よくなりたいという欲求」
「美的なもの」といったものが挙げられましたが、その後の「定義づけ」が難航しました。
「希望とは、個人が理想を実現するものである。それは社会の価値観を反映しており、高い価値を与えられ追求されるものと要請される」
という定義が一旦紡ぎだされましたが、検証しつくすところまでは、達しなかったようです。
最後まで「希望」から連想される”キラキラ”したイメージを持つことを強制させるようなことへの違和感や、上昇志向だけでなく「現状維持」も
「希望」に入れたいという発言が出ました。
また、「希望」にの持つイメージや定義は「世代」によっても異なるのではないかという指摘が出されました。
この議論をふまえ、次回は「震災と美徳」について語る予定です。