てつがくカフェ @せんだい×とうきょう
第2回テーマ : 震災を生きる私たちにとっての<東京>とは
2011年3月11日の東日本大震災後、「震災」に注目し、対話がおこなわれている「てつがくカフェ@せんだい」。
当たり前に存在している日常を「問い」を通して改めて見つめ直しています。
今回の震災から生まれた「問い」は、もちろん東北だけのものではなく、日本、世界に投げかけるものであり、
また原発等の影響を考えても、今後も取り組まなければならない「問い」です。
このたび「てつがくカフェ@せんだい」の「問い」の流れに続く形で、東北ではなく東京で、
震災という<出来事>を対話のなかで語りなおす場として
てつがくカフェを開催し、主に首都圏の方々と対話を深めていきたいと考えています。
2月1日に行われた初回で紡ぎだされたテーマを元に、第2回の「てつがくカフェ」を開催します。
ぜひ、ご来場ください。
■日時:2014年4月26日[土]
14:00~16:00 (開場:13:45頃)
■場所:A/A gallery ※NPO法人エイブル・アート・ジャパン内
(第1回とは場所が変わります)
■進行:井尻貴子 (カフェフィロ)
■参加費:1,000円 (当日支払い)
■お申し込み・お問い合わせ方法
sendaixtokyo*gmail.com(担当:栗原) *を@に変更してください。
お名前、電話番号を明記の上、申込、またはお問い合わせください。
申込後キャンセルされる場合は、恐縮ですが上記アドレスにご一報ください。
※会場では飲食物の販売はございません。
第1回レポート
2014年2月1日。
東日本大震災以後、「震災」に注目し、対話がおこなわれている「てつがくカフェ@せんだい」の流れに続く形で、<東京>で、「てつがくカフェ@せんだい×とうきょう」の第1回が行われました。
当日、14時より秋葉原にある、エイブルアートジャパンの会場をお借りして、集まったのは、参加者13名、スタッフ4名の計17名。
第1回の司会は、てつがくカフェ@せんだいのメンバー、西村高宏さん。
西村さんは、まず仙台で震災をテーマに約30回にわたり対話してきて、約3年経ってようやく、被災地の仙台ではなく、東京で話すことができたという「語りづらさ」「負い目」について、紹介されました。
そこから会場から、一人ひとりが、3年前の大震災発生時、自分がどこで何をしていたか、どんな気持ちだったか、そして今どんな気持ちになっているかが語られ始めました。
参加者は東京、関東だけでなく、仙台、愛知の方もいらっしゃり、被災地との自分の物理的・心理的距離のこと、それぞれの生活の場において、震災から時間が経つことに対して起こる自分の感情、経験などが様々な角度から、率直に語られました。
そこから、今度は、気になる「キーワード」を探す対話、
最終的には、今後、”この”「てつがくカフェ」で話し合う
具体的な<問い>の形にするための対話が行われました。
その過程で、皆が<東京>という場を意識して<震災>を
語ることに関心があるということを再確認しました。
この<問い>の形にする作業は、参加者にとって少し難しい
課題でしたが、最終的に以下のテーマに落ち着きました
「震災を生きる私たちにとっての<東京>とは」。
参加者の声としては、
「少し難しかったが、今後も楽しみ」「有意義な話し合いができた」などの意見が寄せられました。また仙台のてつがく経験者からは「仙台とは話の質が違うことが新鮮」などの感想もありました。
次回は、4月26日開催となります。