白杖(はくじょう)と盲導犬
視覚に障害のある人は、白杖と呼ばれる杖を使ったり、盲導犬を同伴して歩く。
白杖とは、視覚に障害のある人が歩行するときに使う道具(補助具)。路面の変化や段差などの情報の収集、前方や足元の安全確認、視覚に障害があることを周囲に知らせるという役目がある。
盲導犬は、視覚に障害のある人の歩行を補助する大切なパートナーで、自立した生活の大きな支えとなっている。盲導犬は白または黄色のハーネス(盲導犬用の胴輪)をつけていて、その時は仕事中だと教えられているので、周りの人たちはさわったりエサを与えたりせずに、静かに見守ることが大切。盲導犬の受け入れについては、2002年より施行されている「身体障害者補助犬法」によって義務づけられている。いずれも視覚障害者の生活や移動においては欠かせないものであり、その使用や受け入れを拒否することはできない。
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