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A/A gallery第39回企画展
塩谷龍平×清水啓一展「リュウヘイ ケイイチ プロコトル」

太く短くつながるか。細く長くつながるか。
人間同士の関係なんて、蜘蛛の糸のようにつむいで、まるめこむか?
そこは.....輪廻のカオス。

出会った日から、ことば少ない共同作業のなかに、表現者同士の
不思議な信頼が生まれていた。あいことばは「無理なくススもう」。



表現活動に取り組む障害のあるアーティストと、新たな表現を求めるアーティストが
ペアとなってアートに取り組む創作プロジェクト「アートリンク・プロジェクト」で出会った、
塩谷龍平と清水啓一による二人展。

2013年、「奈良県障害者芸術祭」で「部族」「グローバル ヴィレッジ」をテーマと
する造形作品を発表してから早2年。
この冬、東京にて新作を発表します。
ぜひご来場下さい。


日時:2月26日(木)〜3月15日(日)11:00〜19:00(木・金・土・日曜日のみ開廊)


会場:A/A gallery



塩谷さんの インスピレーションスケッチの ひとつひとつの言葉の意味や由来を調べると おもしろい。
民族でもない 宗教でもない、何か共通の歴史的背景を持ち、共通の文化や言語、価値観で結ばれた
部族の歴史は、現代に生きる私たちにも受け継がれているだろう。
塩谷さんは、土に部族的な記号や魂を込めた。その歴史のつながりを、 かぎ編みで、静かに ひとつひとつ
繋いでいた。

‘グローバル ヴィレッジ’ということばを見つけてきたのは 清水さん。
塩谷さんを見ていると 彼の後ろには どこかの 壮大な大地や山々のイメージが広がる。
彼は 部族の魂を ここへ運んできて、清水さんが現代の私たちへ 伝えるかたちにしてくれたみたいだ。
この作品の見方や感じ方は様々あると思うが、私は、塩谷さんに出会っていなかったら、多分このような
ことを考えることも なかったと思う。
人と人が出会って生まれる 考えや、作品に出会えて 改めて 関わってよかったと思う。
(奈良県障害者芸術祭に寄せたコメント:松田 悠佳/元たんぽぽの家スタッフ)



【作家紹介】

▪︎塩谷龍平
奈良県在住 フリーニッター
幼少期は、父から版画、母からは編み物の思い出。両親から影響を受けて作品づくりを始める。
少年期は、ゲームとかには、興味はなく、ひたすらかる石にモアイ像やオリジナル神を彫り、
彫っては庭にうめるという遊びをしていた。
青年期20代からは、病気発症するまでは、調理師をしながら作品づくりをしていた。
たまたま働いていた京都の無国籍レストランで出会ったアーティストの卵の人たちによって
いろんな発表の場を教わった。京都の神足の倉庫に絵をかいたり、京都大の西部講堂の野外
ライブの舞台芸術の絵を数人で描いていたりした。
病気発症してからは、5年間引きこもり、悶々としていたが、子供の頃、母が教わっていた
編物教室の思い出がよみがえり編物をやってみようと思い編み始めた。
今はフリーマーケットでいろんな手作り雑貨を売る。

1993.6 個展 (京都/ギャラリーそわか)
1993.7 グループ展 (大阪)
1993.8 AU’93選抜展 (神戸)
1993.10 グループ展(京都/ギャラリーそわか)
1994.7 国際インパクトアートフェスティバル
1998  グループ展 (京都/ギャラリー射手座)
    6年前から編物(フリーニッティング)フリーマーケットで販売
2012-1213 奈良障害者芸術祭HAPPY SPOT NARA
  「アートリンクプロジェクト」塩谷龍平×清水啓一 (奈良/奈良県文化会館)
  プライベート美術館(奈良/奈良町界隈)
2014.11 シオタニリュウヘイ博覧会(京都/アトリエ・パッチワーク)


▪︎清水啓一
大阪府在住 造形作家
1984年 大阪芸術大学工芸専攻工芸学科修了。
知的障害のある人たちの創作の場として「善人工房」(*現在は社会福祉法人美原の郷福祉会)
のを立ち上げ、陶芸による造形制作を指導。退職後は造形家として 創作活動に入る一方でエイ
ブル・アート・ムーブメントの支援を続ける。
1995年より、エイブル・アート・ムーブメントの各種プログラムにて展示コーディネトや
スパーバイザーとして支援活動を 続けている。
1999年4月より奈良たんぽぽの家のアトリエでアート・アドバイザーとして招喚され現在に至る。
2011年よりコラボアート審査員を続ける。

1984  「第12回中日国際陶芸展」 名古屋・三越栄店
1991  「サントリー美術大賞展‘91−挑むかたち−」 東京・サントリー美術館
1992  「‘92京都工芸ビエンナーレ」 京都・京都文化博物館 
    個展 東京・マスダスタジオ
    「第3回次代を担う作家展」 京都・京都府立文化芸術会館
1993  「サントリー美術大賞展‘92−挑むかたち−」 東京・サントリー美術館
    「アネクッス・シガラキ‘93」 滋賀・滋賀県立近代美術館
1994  個展 京都・ギャラリーマロニエ
1995  「土・メッセージIN美濃‘95」 岐阜・多治見市文化会館
    「和歌山ステーションビルに陶壁設置」
1997  「二つの視点97展」 大阪・阪急百貨店/大阪芸術大学塚本記念館
2001 個展 奈良・アートスペース櫟の森
2003  「商品開発計画」展  “Water fish”/奈良・上三条ギャラリー
2005  「Sephirothic tree 2005」 /アートセンターHANA収蔵
2006 オーストラリア交流基金報告展 奈良/アートセンターHANA
2010  NARAコテンパンダン展 奈良アートプロム参加企画
    個展「Ceramic spiral」 奈良/小川又兵衛酒造店
2011  第45会全米教育協議会(NCECA)プレゼンターとして招かれる アメリカ/タンパ
    「Sephirothic tree 2011 –BLUE-」 「Sephirothic tree 2011 –YELLOW-」
    /岐阜・可児市文化センター館長兼劇場総監督 衛 紀生氏所蔵
2012-1213 奈良障害者芸術祭HAPPY SPOT NARA
    「アートリンクプロジェクト」塩谷龍平×清水啓一 奈良県文化会館
2012  東北福祉施設のアートグッズ開発支援を続ける