エイブル・アート・ジャパンでは、障害のある人の演劇やダンス、音楽などパフォーミング・アーツ(舞台芸術)のプロジェクトを2003年から本格的に開始しました。
障害のある人の表現活動は、美術の分野でさまざまな取り組みがみられるようになってきましたが、パフォーミング・アーツの分野はまだ発展途上にあるといえます。
そこで、2003年に「エイブル・アート舞台人養成講座」を全国5都市(仙台、東京、金沢、近畿、福岡)で同時に展開し、障害のある人の表現の可能性や多様性を発見し、それに関わる人たちのネットワークを広げる取り組みを行いました。
さらに2004年からは、明治安田生命社会貢献プログラム「エイブルアート・オンステージ」として、さらに大きなプロジェクトへと進化しました。全国各地のパートナーを公募し、グループごとにオーディションを実施、ワークショップやレッスンを重ね、地元公演を開催するまでをサポートします。さらに選考を通過したグループは、東京公演で発表する機械が提供されます。この東京公演には海外のダンスカンパニーや劇団が毎年1グループ招聘されます。
こうした取り組みをこれから5年間かけて実施していきます。障害のある人の可能性がひろがるばかりでなく、舞台人にとっても刺激的なプロジェクトになると確信しています。みなさんのご参加をお待ちしています。
舞台「R&J」 ロミオとジュリエット | エイブルアート・オンステージ |