この春4月、当法人の事務局がある「アーツ千代田3331」の一階メインギャラリーで「コレクターフェア展」が開催されるのにあわせ、当A/A galleryからは「川上文雄コレクション」を推薦させていただきました。 当法人の会員である川上文雄さんは、これまで10年にわたり作品をコレクションし、その作品を通して作家や家族や福祉施設を訪れ、ご自身の思索をめぐる旅をつづけてこられました。また、川上さんは大学教員でもあります。専門は政治学。政治学の授業と障害者アートがどんなふうに結びついていくのでしょうか…? ・・・障害者アート(エイブル・アート)の絵はがきを使った授業「ちいさな展覧会」、そして市内のギャラリーで開催するオリジナル作品を集めた展覧会、私はそれらを大学での授業の一環として続けてきました。(中略)障害のある人たちの可能性を開くアートだから、エイブル・アートと言われます。それなら、私たち教員と学生の学びの可能性を開くアートだから、エイブル・アート。学生たちが「表現者」として育つ可能性、そして教員の私には「学びほぐす」(鶴見俊輔)という可能性。それらの可能性を開くもう一つのエイブル・アート・・・ さて、川上さんのこのお話のつづきをきいてみませんか。そして、あなたにとってのエイブル・アートの可能性を探してみませんか。 A/A galleryでは川上文雄コレクションに関連する多彩な作品を展示してみなさんのご参加をお待ちしています。どうぞ春のひととき、作品に囲まれながら、トークと交流サロンをお楽しみください。