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第4回てつがくカフェ@せんだい×とうきょう 「震災を語る資格?」
てつがくカフェ@せんだい×とうきょう

●予告  第4回てつがくカフェ@せんだい×とうきょう  「震災を語る資格?」


日時 9月13日(土)14:00~16:00
会場 A/A gallery
参加費 1,000円(当日支払い。お茶代込)
進行役:近田真美子(てつがくカフェ@せんだい)

東日本大震災以後、「震災」に注目して行われている 「てつがくカフェ@せんだい」。その対話の流れに続く形で、2月1日、東京にて「てつがくカフェ@せんだい×とうきょう」がスタートしました。今回で4回目になります。初めての方も、既にお越しいただいたことのある方も、いつでもご参加お待ちしています。 前回からカフェのあとにお茶の時間を設けました。お時間が許す方は、自由な語りの場に引き続きご参加ください(退場自由)

○主 催:てつがくカフェ@せんだい×とうきょう実行委員会

協 力:NPO法人エイブル・アート・ジャパン、カフェフィロ

○問合せ/申込み先:sendaixtokyo*gmail.com(担当:栗原)

お名前、電話番号を明記の上、申込、またはお問い合わせください。その際*を@に変更してください)。申込後キャンセルされる場合は、上記アドレスにご一報ください。

○交 通: http://www.ableart.org/access.html

東京メトロ銀座線「末広町駅」4番出口より徒歩1分、JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩8分

●報告 第3回「震災を語り合うときのズレを問う」


日時 6月21日(土)14:00~16:00
会場 A/A gallery
参加費 1,000円
進行役:井尻貴子


梅雨の合間、せんだい×とうきょう@てつがくカフェの第3回が行われました。
今回は18名と多くの方が参加され、カラフルなTシャツがところ狭しと飾られた、エイブルアートさんの会場に負けずに盛況なカフェとなりました。

今回のテーマは、前回の対話の流れを引き継ぐ形でテーマは「震災を語り合うときのズレを問う」。

前回の簡単な振り返りの後、まず、ズレとは何か、について、語り合いました。
被災地と東京、関西と東京、海外とニッポンなど、被災度合、体験度合、認識度合い、影響度合から来る、温度差、感情のズレが挙げられました。また原発についても、放射線量や家族構成を背景に生じるズレも指摘されました。

またそのなかで、仙台のてつがくカフェを始めた経緯として、被災地でも本来はヒトによってズレがあるはずであることを認識し、対象化させたいという思いが紹介されました。

そのようなズレから何が問題なるのかを見つめた後、問いの設定に入りました。キーワードとしては、違和感、規範の存在、価値判断基準、 利点、対象化などが挙げられ、「ズレからの共有は可能か」という論点を深めていくことになりました。

震災で生じたズレから来る溝(隔たり)は絶対的であるという意見がありながら、関係性を見つけたい、語るヒトの意見だけを聴くのではなく、語らない(語れない)ヒトの声を奪わない姿勢の重要性について対話がありました。
また、一方でズレの共有自体、必要なのか?という、という根本的な問いかけもありました。

また表面化したズレの本質について、震災前からのズレがある点も指摘があり、私たちがズレをどのように認識し、価値判断したのかなどの論点も新たに提示されました。

カフェは2時間で終了しましたが、新しい試みとしてカフェの後、お茶を用意して参加者同士が、気軽に話し合える場を作りました。多くの方がカフェの続きや感想を話し合うことで交流する自由な時間となりました。